どんな場所か
モヘンジョダロは、パキスタンのシンド州に位置する約4500年前のインダス文明を代表する都市遺跡です。1920年代に本格的な発掘調査が行われ、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。碁盤の目状に区画された街路や、各住居に備えられた排水溝、巨大な沐浴場などが見つかっており、古代において極めて洗練された都市計画が実行されていたことで知られています。
伝説・来歴
モヘンジョダロは現地語で「死者の丘」を意味すると伝えられています。この高度な都市がなぜ衰退し放棄されたのかをめぐっては、古くから様々な説が唱えられてきました。かつては外敵の侵入による壊滅説や、一部の愛好家の間では古代核戦争の痕跡ではないかといった奇抜な噂が語られたこともあります。しかし現代の考古学や気候学の研究では、インダス川の流路変更や洪水、気候変動に伴う乾燥化など、環境要因による衰退が有力な見解とされています。
訪ねるなら
パキスタン南部カラチなどを拠点としてアクセスするのが一般的です。遺跡の敷地内には焼成レンガで築かれた壁や排水設備が整然と残されており、数千年前の都市の息吹を間近に体感できます。併設の博物館では出土した印章や土器などを通じて当時の文化を学ぶことができます。夏季は非常に厳しい暑さとなるため、気候が穏やかな冬季の訪問や治安情報の確認が推奨されています。




