架空の秘密組織が紡ぐ怪異譚
「SCP財団」とは、世界各地に現れる超常現象や異常な物品、未知の生命体を秘密裏に「確保・収容・保護(Secure, Contain, Protect)」しているとされる、架空の組織を舞台にした創作世界です。
2007年頃、英語圏の匿名掲示板に投稿された「SCP-173」という奇妙な彫刻に関する収容記録風のテキストが発祥とされています。公的機関の機密報告書のような無機質で学術的な文体が大きな反響を呼び、専用のWikiサイトが開設されて本格的なプロジェクトへと発展しました。
広がる共同創作の文化
SCP財団の魅力は、世界中のクリエイターが共通のルールや世界観をもとに怪異を考案し、報告書形式で投稿できる「共同創作(シェアード・ワールド)」の仕組みにあります。各オブジェクトには危険度や収容の難しさを示す分類が与えられ、読者はまるで本物の機密文書を読んでいるかのような体験を楽しめます。
現在では日本語をはじめとする多言語コミュニティが展開されており、ゲームやコミック、ファンアートなど、インターネット発の新たな怪異・SFカルチャーとして親しまれています。




