屈斜路湖に現れた巨大生物

北海道弟子屈町に位置するカルデラ湖・屈斜路湖には、「クッシー」と呼ばれる巨大水棲未確認生物(UMA)が棲んでいるという伝説が知られています。イギリスのネス湖の「ネッシー」にあやかって名付けられ、日本を代表する湖沼型UMAの一つとして親しまれています。

1970年代の大規模な目撃ブーム

クッシーの存在が日本中で大きな話題となったのは1970年代のことです。1973年、修学旅行中の中学生ら数十人が湖面を移動する黒い巨大な塊を目撃したと証言したことを契機に、全国的なブームが巻き起こりました。その後もボートの追跡や写真撮影の試みが行われ、体長は10メートルから20メートル前後、背中に複数のコブがあり、頭部をもたげて泳いでいたなどと語られています。

正体をめぐる諸説

その正体については、太古の首長竜の生き残りではないかというロマンあふれる説のほか、湖に生息する大型魚(巨大なイトウや放流されたチョウザメ)の見間違い、あるいは火山性ガスによる波や流木を見誤ったのではないかという現実的な仮説も提唱されています。近年は目撃情報も落ち着いていますが、美しいカルデラ湖の神秘を象徴する伝説として今も語り継がれています。