世界を裏から操る秘密結社?

「世界を影から操っている」「歴史上の大事件を裏で仕組んだ」など、陰謀論や都市伝説の代名詞として語られることが多い「フリーメイソン」。シンボルマークとされる定規とコンパス、あるいは「万物を見通す目」とともに、数多くのフィクションや噂話の題材となってきました。

実態は歴史ある友愛団体

しかし、実際のフリーメイソンは中世の石工組合(ギルド)を起源に持つとされる、実在の親睦・友愛団体です。会員同士の相互扶助や社会貢献・慈善活動を主な目的としており、秘密結社というよりも「秘密を持つ結社(儀礼や合言葉などを非公開とする団体)」と位置づけられています。

開かれたロッジと文化としての魅力

独特の象徴体系や儀礼が非公開であったことから様々な憶測を呼び、国家中枢を操る黒幕のような伝説が世界中で語り継がれるようになったと考えられています。現在では世界各地に点在するロッジ(集会所)の一部で一般向けの見学ツアーや公開イベントが行われており、施設内を見学することも可能です。巨大な陰謀という伝説と、落ち着いた社交団体という現実のギャップもまた、長く人々の好奇心を刺激し続けています。