話を聞くと現れる訪問者

「カシマさん(またはカシマレイコ)」は、昭和中期から日本全国で語り継がれている代表的な都市伝説です。この話を聞いた人のもとに電話がかかってきたり、夢や枕元に現れたりすると語られています。

現れたカシマさんは「足はいるか」「誰に聞いた」などと問いかけてくるとされ、正しい答えや特定の呪文を言えないと足を奪われてしまうという展開が一般的です。回避するための合言葉として「カ・シ・マと3回唱える」「仮面死神魔の略と答える」など、多様な解決策がセットで広まりました。

時代と地域で変化する噂

カシマさんの伝説は、戦後の口承怪談として広まり、地域や学校ごとに無数のバリエーションが存在します。名前も「カシマさま」「カシマさん」など微妙に異なり、遭遇する場所も自宅のトイレや踏切、電話ボックスなど多岐にわたります。

民俗学や現代民話の研究者からも注目されており、噂を聞いた人が別の人へ話すことで恐怖を回避しようとする「連鎖性」を持った都市伝説の典型例として分析されることも多い題材です。