地球の内部に広がる未知の世界
私たちが暮らす地球の内部は実は空洞になっており、そこには独自の生態系や高度な文明を持つ「地底人」が存在しているという説は、「地球空洞説」として広く知られています。伝説では、北極や南極に内部世界へと通じる巨大な開口部が存在し、内部には独自の太陽や広大な大地が広がっていると語られます。
科学的仮説からSFの題材へ
この発想の起源は古く、17世紀から18世紀にかけて天文学者エドモンド・ハレーらが地磁気の変動を説明する仮説として内部構造を提唱したことが知られています。19世紀初頭には、アメリカの軍人ジョン・クリーブス・シムズが極地に大穴が開いているという空洞説を熱心に唱え、世間の注目を集めました。
現代の地震波観測や地球物理学によって、地球内部は地殻やマントル、核で満たされていることが判明しており、空洞説は科学的には完全に否定されています。しかし、ジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』をはじめとする空想科学小説や冒険ファンタジーの魅力的な題材として、今も人々の探検心をくすぐり続けています。




