海底に消えた強大な帝国

アトランティスは、古代ギリシャの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』および『クリティアス』の中で記述した、伝説上の巨大な島国(あるいは大陸)です。ジブラルタル海峡の向こう側、大西洋に位置し、高度な技術と富を誇る強大な海洋帝国を築いていたと伝えられています。

一夜にして海中へ沈んだ伝説

プラトンの記述によると、アトランティスは次第に傲慢となり、神々の怒りに触れた結果、激しい地震と大洪水によってわずか「一昼夜」のうちに海底深くへと沈没したと語られています。学術的には、プラトンが理想国家の対比として提示した寓話や創作であるという見解が一般的ですが、その壮大な物語は後世の人々を大いに惹きつけました。

現代へと受け継がれるロマン

近代以降、地中海のエーゲ海に存在したミノア文明の崩壊(サントリーニ島の噴火)がモデルではないかという説や、大西洋中央に実在した痕跡を探す調査など、多様な仮説が提唱されてきました。現在でも、失われた超古代文明の代名詞として、多くの創作物や都市伝説に影響を与え続けています。