ネット怪談から生まれた長身の怪異

「八尺様(はちしゃくさま)」は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」のオカルト板「洒落にならないほど怖い話を集めてみない?」(通称・洒落怖)に2008年に投稿された怪談に登場する怪異です。ネット発の創作怪談(ネットロア)でありながら、現代の都市伝説として広く定着しました。

語られる特徴と伝説

投稿された体験談風の物語によると、八尺様はその名の通り八尺(約2.4メートル)もの並外れた長身をした女性の姿で現れると語られています。白いワンピースを身につけ、つばの広い帽子をかぶり、「ぽぽぽぽ」という独特の低い男のような不気味な声を発するのが特徴とされています。

魅入られた者は数日のうちに命を落とすとされ、特に子供や若い男性が狙われやすいという伝説が残されています。作中では、護符を貼った部屋に一晩籠もり、厳重な手順に従って地域外へ逃走することで難を逃れる様子が描かれました。

現代カルチャーにおける広がり

八尺様は、その不気味で印象的なビジュアルや独特な笑い声のインパクトから、ネット発の現代妖怪の代表格として人気を博しました。現在では多くの漫画やホラーゲームなどでモチーフとして取り上げられ、現代のフォークロア文化を語る上で欠かせない存在となっています。